韓国旅行でいちばんわかりにくいのが、実は「いつ、どこでお金を替えるか」です。この記事では2026年8月時点のウォン為替の最新状況、日本円での両替の有利・不利、そして現地で損しないための実践的なノウハウをまとめました。

まず結論から

  • 2026年7月基準:1ドル=約1,475ウォン100円=約908ウォン(2021年1月の約1,059ウォンと比べ約14%ウォン安)
  • 両替のお得度:明洞の公認両替所 > 銀行ATM >> 空港
  • カード払いのときは必ず「ウォン建て」を選択(DCCに要注意)

2026年、ウォンはどれだけ安い?

2026年7月現在、1米ドル=約1,475ウォン前後で推移しています。年初にはドル高・ウォン安が極端に進み、一時1ドル=1,560ウォン台まで下落しましたが、6月以降は米国の利上げ観測後退などからウォンが回復基調に入り、7月には1,475ウォン前後まで戻しました。

日本円との比較で見ると、このウォン安の恩恵はもっとはっきりします。2021年1月は100円=約1,059ウォンでしたが、2026年7月は100円=約908ウォン。なんと約14%もウォンが安くなっている計算です。つまり同じ1万円で、2021年より約15,100ウォン多く両替できるわけです。

2026年6月に1ドル=1,560ウォン台までウォンが売られた背景には、韓国の政治的混乱(非常戒厳令や大統領弾劾に関連した政局不安)がありました。ただ7月に入ってからはこの混乱が徐々に沈静化し、ウォンも反発しています。

他の通貨でもウォン安は顕著

ウォン安は円に対してだけではありません。2021年と比べて、主要通貨のほぼすべてに対してウォンは大きく価値を下げています。

通貨2021年1月のレート2026年7月のレート同じ通貨で「買える」ウォンの増加率
米ドル (USD)1$ = 1,100ウォン1$ = 1,475ウォン+34%
ユーロ (EUR)1€ = 1,340ウォン1€ = 1,640ウォン+22%
中国人民元 (CNY)1元 = 170ウォン1元 = 204ウォン+20%
香港ドル (HKD)1HK$ = 140ウォン1HK$ = 188ウォン+34%
シンガポールドル (SGD)1S$ = 830ウォン1S$ = 1,145ウォン+38%
日本円 (JPY)100円 = 1,059ウォン100円 = 908ウォン-14%*

*日本円は2021年からの5年間で約14%の円安・ウォン高となり、他通貨とは逆方向です。これは日本円自体が同期間にドルに対して大幅に下落したためで、2026年に入ってからは円も対ウォンでやや持ち直しつつあります。

ウォンはこの先どうなる?

2026年8月時点、多くのグローバル金融機関は2026年末まで現在の1,400〜1,500ウォン台が続くと予想しています。為替は予測不能な要素も多いため断言はできませんが、現時点では「歴史的なウォン安水準」がしばらく続く見通しです。

だからこそ、いま韓国を訪れるということは、「日本円の購買力が近年まれに見る高さにあるタイミング」でショッピングやグルメを楽しめるということでもあります。

では、どこで両替するのが得?

結論から言えば、明洞(ミョンドン)エリアの公認両替所が最もレートが良いケースが多いです。次いで、国際キャッシュカードを使った韓国ATMからの引出し。空港の銀行窓口はレートが最も不利なので、必要最小限にとどめましょう。

一部の信頼できる私設両替所(ソウルの「大使館前」エリアなど)では、銀行よりさらに良いレートを提示するところもあります。

DCC(自国通貨決済)の罠にご用心

カードで支払うとき、店員に「日本円でお支払いになりますか?」と聞かれることがあります。これはDCC(動的為替換算/Dynamic Currency Conversion)という仕組みで、一見親切に思えますが、じつはあなたのカード会社ではなく、現地の決済代行会社が「独自の不利なレート+追加手数料(通常3〜8%)」で換算するという、わかりにくいコストです。

絶対に「ウォン(KRW)で払う」を選んでください。 これだけで数千円単位の差が出ることもあります。

出典

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日本からの読者向けメモ(2026年8月)

2026年8月時点で ¥1,000 ≒ ₩8,850前後(₩10,000 ≒ 約1,130円)。感覚としては「ウォン表示価格 × 0.11 ≒ 円」で概算できます。両替はレートの良い明洞・弘大の民間両替所か、WOWPASSなどチャージ式カードが主流で、空港両替はレートが数%不利です。