まず結論から
- 済州市内バスの初乗りは 1,200ウォン(カード)、40分以内の乗り継ぎ2回が無料なので、レンタカーなしでも主要観光地の大半には行ける。
- 漢拏山・城板岳の探訪は 毎月1日午前9時 に翌月分が一斉開放される予約制で、無料。
- ソウル−済州の往復航空券は 8万〜25万ウォン台 と時期による差が大きく、総予算を最も左右する項目。
済州のアクティビティを検索すると、「あれも予約、これも予約」とひとまとめにした記事が多い。実際には、法的・運営上予約が必須のもの(漢拏山の探訪路、潜水艦)と、そのまま現地へ行けばいいもの(城山日出峰のような国立・道立公園のチケット窓口)ははっきり分かれている。
この記事では、済州道庁・漢拏山国立公園の公式予約システム、済州バス情報システムの運賃情報をもとにこの2つを分け、レンタカーなしでバス・タクシーだけで移動したときの実費と、ソウル−済州の航空券を足した総予算の感覚を整理した。
済州はレンタカーなし、バスとタクシーだけで回れる?
可能。ただし行き当たりばったりでは難しく、宿はバス路線が充実した済州市か西帰浦の市街地に置き、1日1エリアずつ回るのがコツ。
済州市内バスはカード決済で初乗り1,200ウォン、下車時にタッチしてから40分以内なら2回まで乗り継ぎ無料。急行バスは路線により最大3,000ウォンまでかかることがある。空港から市内へ入るときに乗る空港リムジンバス(600番・800番)は距離制運賃で1,300〜5,500ウォン。バス路線が届かないオルム(小丘)や海岸エリアはタクシーで補う必要があり、2026年7月1日から中型タクシーの初乗り(2km)が4,300ウォン、夜11時以降の割増初乗りが4,920ウォンと、それぞれ200ウォン値上げされた。
🚌 済州の移動手段別・片道料金(2026年8月時点)
| 移動手段 | 片道料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 市内バス(カード) | 1,200ウォン | 40分以内の乗り継ぎ2回まで無料 |
| 急行バス | 最大3,000ウォン | 路線・区間により異なる |
| 空港リムジンバス(600・800番) | 1,300〜5,500ウォン | 距離制運賃 |
| タクシー初乗り(中型・昼間) | 4,300ウォン | 2026年7月1日から適用、2km基準 |
| タクシー割増初乗り(夜11時〜) | 4,920ウォン | 深夜0時ではなく夜11時から適用 |
実費の感覚をつかむ
同じ市街地内で1日にタクシーで3か所を移動すると仮定すると、初乗りだけでも4,300ウォン×3回で最低12,900ウォン(距離加算は別)かかる。ここに市内バス1,200ウォンの移動を1〜2回混ぜれば、1日の移動費はおよそ1万5千〜2万ウォン台。これなら3泊4日の総移動費が、レンタカー1日分の貸出料金より安くなることも多い。
カカオバスの済州島版アプリや済州バス情報システム(bus.jeju.go.kr)でリアルタイムの到着情報を確認すれば、本数が少ない路線でも待ち時間を減らせる。
空港から宿・次の目的地へ荷物を配送
レンタカーなしでバス移動するなら、キャリーケースを持ったままの乗り継ぎが一番面倒。空港から宿へ、あるいは宿から空港へ荷物だけ先に送ってしまえば、身軽に動ける。
価格・在庫は2026年8月時点のもので、日付・オプションにより変動します。
予約なしでも行けるアクティビティは?
代表は城山日出峰。有料の探訪区間と無料区間に分かれていて、営業時間内に現地のチケット窓口で入場券を買えばいい。オンラインでの事前予約は必須ではない。
チケット販売時間は季節で異なる。冬期(11月〜翌2月)は06:00〜17:00、春・秋(3〜4月、9〜10月)は05:00〜18:00、夏(5〜8月)は04:30〜19:00まで販売。日の出を見るために販売開始前の早朝に着けば、その時間帯は販売自体を行っていないため、有料区間でも入場できる。
「予約必須」と誤解されがちなもの
9.81パーク、アクアプラネット、ATV体験といった屋内・屋外アクティビティも、当日購入できることが多い。ただ、ハイシーズンの週末は待ち時間が長くなったり、時間帯ごとの定員が埋まって入場が遅れたりすることもある。「絶対に必要」ではないが、時間を節約したいならオンラインで時間帯を指定しておくのが有利。
複数のスポットを1日にまとめて回りたいなら、ジョインイン(join-in)のバスツアーを使う手もある。個人移動より動線が組まれていて、バス本数が少ない西側・東側の外れまで1日で回れる。
東・西・南 3ルートのジョインインデイツアー
ガイドが同行するjoin-inバスツアーで、個人で公共交通を使うと動線が組みにくい外縁のスポットを1日の日程にまとめて移動する。予約なしで現地合流する方式ではなく、事前申し込み制。
価格・在庫は2026年8月時点のもので、日付・オプションにより変動します。
予約が必須のアクティビティは?
漢拏山の城板岳・観音寺コース、西帰浦潜水艦・牛島潜水艦、そして大半のヨットツアーの3つが代表。いずれも現地で思いつきで行くことはできない。
漢拏山の探訪路は総量制で運用されている。漢拏山探訪予約システム(visithalla.jeju.go.kr)で毎月1日午前9時に翌月分の予約が一斉に開放され、1名あたりの予約可能人数は最大4名、予約可能回数は週1回(探訪日基準)まで。予約自体に費用はかからない。問い合わせは064-713-9953(城板岳事務所)まで。
潜水艦は、西帰浦潜水艦(064-732-6060)・牛島潜水艦(1899-4644)とも事前の電話予約が必須で、乗船20分前の到着、身分証の持参、乗船申告書の記入が求められる。海上道立公園料は現地で現金による別払いになる。
📋 予約必須 vs 当日可能のアクティビティ
| アクティビティ | 予約の要否 | 予約方法 |
|---|---|---|
| 漢拏山 城板岳・観音寺の探訪 | 必須(総量制) | visithalla.jeju.go.kr、毎月1日午前9時オープン |
| 西帰浦潜水艦・牛島潜水艦 | 必須(事前に電話) | 事業者への電話予約 |
| ヨットツアー(ムジゲ・グランブルーなど) | 大半が必須 | 事業者への電話・オンライン予約 |
| 城山日出峰 | 不要 | 現地のチケット窓口 |
| 9.81パーク・アクアプラネットなどの屋内・屋外体験 | 推奨(必須ではない) | 当日購入可、ハイシーズンは待ち時間あり |
予約が重なる日は、まず順番を決める
漢拏山の探訪は、1か月前の予約開放日に枠が埋まりやすい。旅行日程が決まったら、潜水艦やヨットより先に漢拏山探訪路の予約を確定し、その日付に合わせて残りの日程を組むのが安全。
自分で運転せず、予約必須の項目も含めて1日を丸ごとまとめたいなら、ガイド付きのプライベートカーツアーも選択肢。
ガイド付きプライベートカーツアー
自分で運転せず、ドライバー兼ガイドが同行して希望の順番で名所を回る方式。バスでは行きにくいエリアをまとめて回るとき、個別にタクシーを使うより精算がシンプル。
価格・在庫は2026年8月時点のもので、日付・オプションにより変動します。
ソウル−済州の航空券込みの総予算はいくら?
航空券比較サイト基準で、ソウル−済州の往復航空券は最安8万ウォン台から平均15万〜25万ウォン台まで、時期によって大きく開く。ハイシーズン(夏休み・連休)はさらに上がることもある。
8万〜25万ウォン
ソウル−済州 往復航空券の幅
1,200ウォン
市内バス初乗り
4,300ウォン
タクシー初乗り(昼間)
0ウォン
漢拏山探訪の予約手数料
この4つを足すと、3泊4日として航空券(15万〜25万ウォン台)+宿泊(1泊あたり、地域・グレードで差が大きい)+バス・タクシー移動費(1日1万5千〜2万ウォン台)+アクティビティ1〜2件を合わせ、1名の総予算は40万〜70万ウォン台に収まることが多い。レンタカーを足すなら、貸出料・燃料代・保険料の分だけ上乗せになる。
アクティビティ予算に余裕を持たせたいなら、9.81パークのような単体の入場券を1日の日程に1つ足す程度が負担になりにくい。
9.81パーク入場券
重力レーシングをテーマにしたパークで、予約なしでも当日購入できるが、ハイシーズンの週末は待ち時間が長くなることがある。半日ほどの追加プランにちょうどいい。
価格・在庫は2026年8月時点のもので、日付・オプションにより変動します。
データと出典
- 済州バス情報システム・済州特別自治道庁の公共交通案内(bus.jeju.go.kr、jeju.go.kr/traffic)
- 漢拏山探訪予約システムのお知らせ(visithalla.jeju.go.kr)
- 済州日報・済州の声のタクシー料金値上げ報道(2026年7月施行分)
- ホテルズコンバインド・KAYAK・トリップドットコムのソウル−済州航空券価格比較
- 西帰浦潜水艦・牛島潜水艦の予約案内ページ
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