まず結論から
- 済州(チェジュ)の軽自動車レンタル代は、閑散期の1日2万〜3万ウォンから繁忙期の20万ウォン台まで開く(済州道レンタカー組合、2025年7月ブリーフィング)。
- チャータータクシーは燃料代込み8時間13万〜15万ウォン、時間に直せば16,250〜18,750ウォン。
- 幹線・支線バスは交通カードで1,150ウォン、無料乗り換えが最大2回までなので、1日の移動費が1万ウォンを超えることはまずない。
済州旅行でレンタカーを外すかどうかは、好みの問題ではなく計算の問題だ。同じ3日間の旅程が、繁忙期と閑散期で4倍近くまで開くからだ。ところが大半の記事はレンタカーの最安値リンクを貼って終わるか、逆に公共交通の路線を並べるだけに終わる。
この記事では2泊3日・大人2人を基準に、レンタカー、チャータータクシー、混載バスツアー+幹線バスの3つの総費用を同じ条件で計算した。計算の前提は、1日の走行150km(3日で450km)、燃費12km/L、済州のガソリン1リットル1,899ウォン(オピネット、2026年8月1日の地域別平均)、為替1ドル=1,400ウォン。駐車場代は城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)・万丈窟(マンジャングル)のように主要観光地の駐車場が無料であることを根拠に0ウォンとした。
レンタカーなしの済州3日間、総費用はどれだけ変わる?
繁忙期基準では、バスツアーと幹線バスの組み合わせがレンタカーの4分の1程度で収まる。差がつく原因は燃料代ではなく、レンタル代だ。
1,899ウォン
済州ガソリン1リットル平均(オピネット、2026年8月1日)
71,200ウォン
450km・燃費12km/L基準の3日分燃料代(計算)
1,150ウォン
幹線・支線バスの交通カード運賃
12,000ウォン
済州シティツアーバス 大人1日券
🏆 2泊3日・大人2人の総費用比較(2026年8月時点の料金で計算)
| 移動手段 | 算出の根拠 | 2人3日合計 | 1人あたり |
|---|---|---|---|
| レンタカー(繁忙期・軽) | レンタル代20万ウォン×3日+燃料代71,200ウォン+フルカバー保険8,000ウォン×3日 | 約695,000ウォン | 約348,000ウォン |
| レンタカー(閑散期・軽) | レンタル代3万ウォン×3日+燃料代71,200ウォン+フルカバー保険8,000ウォン×3日 | 約185,000ウォン | 約93,000ウォン |
| チャータータクシー 8時間×3日 | 1日13万〜15万ウォン(燃料代込み)、入場料・食事代は別 | 390,000〜450,000ウォン | 195,000〜225,000ウォン |
| 混載バスツアー2日+幹線バス1日 | ツアー1人2回分+急行・幹線バス1日分 | 約180,000ウォン | 約90,000ウォン |
ここで読むべき数字は燃料代71,200ウォンではなく、レンタル代だ。3日分の燃料代はどの手段を選んでも10万ウォン未満で収まるが、レンタル代は同じ軽自動車でも9万ウォンと60万ウォンの間を行き来する。実際、済州道と済州道レンタカー組合はこの差を理由にレンタル料金の割引率の上限導入を議論し、割引率50%が適用されれば繁忙期20万ウォンの軽自動車が10万ウォンになると明かした。
結論を決めるのは時期だ。7〜8月や連休のようにレンタル代が跳ねる時期なら、混載バスツアー2日+幹線バス1日の組み合わせが1人9万ウォン前後で収まり、繁忙期レンタカーの総額の4分の1程度で済む。逆に閑散期はレンタカーが最も安いので、下の商品をわざわざ見る必要はない。
東部・西部を1日ずつに分けて回る混載ツアーに置き換える
ユネスココースを東・南・西に分けて1日ずつ回る乗合型ツアー。フィード表示価格は1人 USD 30.35 程度で、繁忙期レンタカーの1日レンタル代より安い。入場料の込み具合はオプションごとに異なる。
閑散期(レンタル代1日2万〜3万ウォンの時期)はレンタカー総額のほうが安いので、予約する理由がない。2026年8月時点の表示価格。
チャータータクシーはレンタカーより高い? 安い?
繁忙期のレンタカーよりは安く、閑散期のレンタカーよりは2倍以上高い。チャータータクシーの料金が固定値なので、レンタカー代が跳ねたときだけ有利になる構図だ。
🏆 チャータータクシーの時間あたり・1人あたり単価換算(8時間基準)
| 1日料金 | 時間あたり単価 | 2人乗車・1人あたり | 4人乗車・1人あたり |
|---|---|---|---|
| 130,000ウォン | 16,250ウォン | 65,000ウォン | 32,500ウォン |
| 140,000ウォン | 17,500ウォン | 70,000ウォン | 35,000ウォン |
| 150,000ウォン | 18,750ウォン | 75,000ウォン | 37,500ウォン |
表の通り、チャータータクシーの損得は人数で分かれる。2人なら1人あたり1日65,000ウォン以上だが、4人が埋まれば32,500ウォンまで下がる。つまりカップル旅行では高い選択肢であり、4人家族や運転できる人がいないグループには現実的な選択肢になる。
チャータータクシーを選ぶときに先に確認すること
- 料金に燃料代が含まれるか — 無料の観光地中心のコースだけを基本料金にして、有料区間を現地で追加請求する業者もいる。
- 入場料・食事代はたいてい別料金。3日間ずっと使うと、この別料金だけで数万ウォン単位で積み上がる。
- 8時間基準が標準で、超過時は時間あたりの追加料金がかかる。日の出・日の入りを両方入れるなら8時間では足りない。
5時間・9時間と時間を区切って買える運転手付き移動
5時間と9時間のオプションに分かれており、1日をフルに使わない旅程なら8時間の通し料金より安く区切れる。4人で乗れば1人あたりの単価は半分に下がる。
2人以下で1日に2〜3か所しか見ないなら、急行バス往復が1人5,600ウォン程度なのでチャータータクシーを買う理由がない。2026年8月時点。
同じ運転手付きでも、車種とコース構成は異なる。ガイド解説付きの車両チャーター型と、ホテル送迎付きのユネスココースのデイツアーは性格が違うので、送迎場所と終了時刻を先に確認したほうがいい。
バスツアーと幹線バスだけで東部・西部を両方見られる?
見られる。ただし1日に1方向ずつに区切るのが条件だ。済州は空港を基準に東部と西部が反対側にあるため、公共交通で1日に両方を詰め込むと移動だけで終わってしまう。
🚌
急行バス
基本2,000ウォンから始まり、20km超過分は5kmごとに200ウォンが加算され、40km区間まで上がる。111番は済州空港から城山日出峰入口まで約1時間20分。
🚏
幹線・支線バス
交通カード1,150ウォン(現金1,200ウォン)。無料乗り換えが1回につき最大2回までなので、近距離移動は実質1回分の運賃で済む。
🟡
済州シティツアーバス
大人1日券12,000ウォン。1日乗り降り自由の方式なので、済州市中心部の名所をまとめて回るときだけ値が張る。
🎫
済州ツアーパス
観光地・カフェ・アクティビティの割引をまとめたモバイルパスで、24〜120時間券がある。販売元によって表記が異なるため、この記事では料金を断定しない。
🚐
リムジンバスツアー
混載ツアーより座席が広く、停車地点が少ない。移動中の疲れが問題になるグループに向く。
幹線バスだけの日の実際の出費を計算すると、急行往復(片道最大2,800ウォン基準)5,600ウォンに、目的地周辺の支線3回3,450ウォンを足して1人約9,050ウォン。繁忙期レンタカーの1日レンタル代20万ウォンと比べると20分の1にも満たない。代わりに、バスの運行間隔と最終便の時刻に旅程が縛られる。
座席の広い車で東部だけを1日に区切る
東部コースをリムジン車両で回る方式。同じコースを幹線バスで回れば1人9,000ウォン台で済むが、停留所までの徒歩と乗り換え待ちが1日に何度も発生する。
体力に余裕があり、旅程が柔軟なら急行+幹線の組み合わせのほうがずっと安い。2026年8月時点で販売中。
コース構成だけを変えたいなら、東・南・西の3路線から選ぶ3路線の混載ツアーや、ショッピングコースを外した初訪問者向けデイツアーが同じ価格帯にある。
レンタカーを外すと何が不便?
一番引っかかるのは荷物と最終便の時刻だ。レンタカーならトランクがそのまま荷物置きになるが、バス移動ではキャリーケースを持って停留所を行き来しなければならない。
レンタカーを外したときの制約
- 宿のチェックアウト後とチェックイン前の時間帯に、キャリーケースを引いて移動することになる。
- 日の出・日の入り時間のオルム(火山丘)や海岸道路はバスの便が途絶える。
- 混載ツアーは停車時間が決まっているため、1か所に長居できない。
- チャータータクシー・ツアーはほとんどが入場料別なので、表の料金が総額ではない。
キャリーケースを先に空港か宿へ送る
空港と宿の間で荷物を送るサービスで、フィード表示価格は1件 USD 8.49 程度。荷物を引いて急行バスを往復する代わりに、最終日の半日をそのまま使える。
宿に無料の荷物預かりサービスがあり、空港へ直行するなら使う必要がない。2026年8月時点の表示価格。
むしろレンタカーがいい場合は?
閑散期で運転できる人がいて、早朝のオルムや海岸道路を入れたいなら、レンタカーが総費用と自由度の両方で勝る。
こんな条件ならツアー・チャータータクシーを買う理由がない
- 閑散期(軽自動車1日2万〜3万ウォンの時期)に2人以上で費用を分けるとき — 3日合計が20万ウォン未満で収まる。
- 1日に2〜3か所しか見ないゆったりした旅程 — 急行往復5,600ウォン程度で移動は解決する。
- 済州市中心部だけを回る1日 — シティツアーバスの1日券12,000ウォンか、支線バス1,150ウォンを数回で十分。
- フルカバー保険料(1日8,000〜15,000ウォン)を払ってもレンタル代が安い時期 — 保険まで入れてもレンタカーが最安。
まとめると、判断の順序はこうだ。まず旅行日のレンタカー料金を調べる。1日10万ウォンを超えるならバスツアーと幹線バスの組み合わせを試算する価値が出て、3万〜5万ウォン以下ならレンタカーが答えだ。その間のゾーンでは人数が結論を決める。4人ならチャータータクシーは1人32,500ウォンになってレンタカーと張り合えるが、2人なら65,000ウォンなので張り合いにくい。
データと出典
- 韓国石油公社の油価情報システム「オピネット」地域別平均販売価格 — opinet.co.kr(2026年8月1日 済州ガソリン 1,899.37ウォン/L)
- 済州日報の報道 — 済州道・済州道レンタカー組合の共同ブリーフィング(軽自動車 閑散期2万〜3万ウォン、繁忙期20万ウォン台、割引率上限の議論)
- 済州特別自治道バス情報システム — bus.jeju.go.kr(急行111番の路線・所要時間)
- 済州市内バス運賃体系の案内(幹線・支線1,200ウォン、急行2,000ウォン基準の距離運賃制、交通カード50ウォン割引、無料乗り換え2回)
- 済州道の公共プラットフォーム「タムナオ」 — tamnao.com(済州シティツアー1日利用券 大人12,000ウォン)
- Visit Jeju 城山日出峰・万丈窟の利用案内 — visitjeju.net(駐車場無料)
- Klook商品ページ(済州の混載ツアー・チャータータクシー・リムジンバスツアー・荷物配送の表示価格、2026年8月フィード基準)
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