江陵(カンヌン)は、ソウルの人が「海に行こう」と言うときにまず思い浮かべる東海岸の街です。2017年末、平昌冬季五輪に合わせてKTXが通ってからは、首都から最も気軽に行ける海の日帰り先にもなりました。ソウル駅から乗り換えなしの一本で、降りればビーチ沿いにロースターが並び、豆腐を海水で固める街です。

便利なのは駅の位置です。江陵駅は旧線路跡を歩行者通りにした「月花通り」の起点にあり、ホームからそのまま旧市街と中央市場まで歩けます。一方、ビーチや湖、烏竹軒は少し東と北に離れています。中心部は徒歩、海辺はバスかタクシー——この分け方で一日を組むのがコツです。

まず結論から

  • 列車:ソウル駅か清凉里駅から江陵線のKTX。水西発はなし。政府の2017年の開業計画ではソウル駅〜江陵が約114分。
  • 駅から観光地へ:中央市場までは月花通りを徒歩。安木・草堂・鏡浦・烏竹軒へは市内バスかタクシー。
  • 必見:安木のコーヒービーチ、鏡浦台と鏡浦ビーチ、学者・栗谷の生家である烏竹軒。
  • 必食:鏡浦そばの豆腐村で、海水で固めた초당순두부 草堂スンドゥブ。

ソウルから江陵までKTXで何分?

**ソウル駅から約2時間、清凉里から約1時間半。停車駅で変わります。**開業時に政府が公表した計画では、ソウル駅から約114分、清凉里から約86分。その後停車パターンが変わっているので、乗る列車の所要時間はアプリで確認してください。

🚄 ソウル→江陵のKTX(時刻表は変わります。KORAIL+で確認)

出発路線到着所要時間メモ
ソウル駅江陵線(KTX)江陵駅2017年の開業計画で約114分。KORAIL+で確認ソウル中心部に泊まるならここが楽
清凉里駅江陵線(KTX、KTX-イウム)江陵駅2017年の開業計画で約86分。KORAIL+で確認2025年12月30日からKTX-イウムが1日4本増便

KTXとSRT、2026年の統合

2026年9月1日から、水西(スソ)駅発のSRTはKTXに統合されました。KORAIL(韓国鉄道公社)がSRの高速鉄道事業を引き継ぎ、高速列車はすべてKTXとして販売されています。予約はKORAILのウェブサイトか、アプリ「コレイル+(KORAIL+)」(旧コレイルトークを更新したもの)で。ソウル・龍山・水西発の列車をまとめて検索できます。旧SRTアプリについてKORAILは、2026年8月の発表時点で、当面は非会員予約のみ可能としていました。2026年10月1日からは、乗車日の2か月前の午前7時に発売開始。水西駅は江南にある別の駅なので、乗車券に印字された出発駅を必ず確認しましょう。

江陵線はもともとSRTの路線ではないので、統合で変わるのは主にアプリだけです。週末の海行きの列車は売り切れることがあり、2か月前予約の恩恵は江陵でこそ大きいと言えます。江陵は今や分岐点でもあり、2025年12月30日からKORAILは江陵〜釜山の海岸線にKTX-イウムを上下各3本走らせています。ソウルに戻らず南へ足を延ばすこともできます。


江陵駅から市内・海へはどう行く?

**中心部は歩いて、海辺へは乗り物で。**江陵に地下鉄はありません。駅前には市内バスが停まりますが、現在の路線番号は公式資料で確認できなかったので、当日バス停の案内板かNaverマップで確かめてください。2〜3人なら海辺まではタクシーがいちばん簡単なことも多いです。

🚶 江陵駅から主な見どころへ

行き先手段メモ
月花通り・中央市場徒歩遊歩道が駅のそばから中心街を貫く
安木コーヒービーチ市内バスかタクシー鏡浦の南の海岸。バスはNaverマップで確認
草堂豆腐村市内バスかタクシー市街地と鏡浦湖のあいだ
鏡浦台・鏡浦ビーチ市内バスかタクシービーチは市内中心部から約6km
烏竹軒市内バスかタクシー中心部の北、鏡浦へ向かう途中

方角ごとに回る

草堂・鏡浦・烏竹軒は中心部の北東にまとまり、安木は海岸沿いに南へ離れています。午前に片方、午後にもう片方を回り、最後は月花通りを歩いて駅へ戻れば、市場が列車前の最後の寄り道になります。


江陵駅周辺の見どころは?

🛤️
月花通り
旧線路跡の遊歩道。駅から中心街を抜けて川まで続く。
☕
安木コーヒービーチ
500m足らずの海沿いの道にカフェが約20軒。
🏯
鏡浦台・鏡浦ビーチ
1326年創建の湖畔の楼閣。1.8kmのビーチまで1km。
🎋
烏竹軒
申師任堂と息子・栗谷の黒竹の家。市立博物館を併設。

月花通りと中央市場——中心部へ入っていた鉄道の線路跡は、今は公園兼遊歩道になっています。江陵市によると、この道は江陵駅から中心街を通って南大川まで続き、途中には中央市場と、チャンカルグクス(味噌仕立てのうどん)の路地があります。2026年10月には旧韓電ビル〜月花橋の区間がククス(麺)祭りの「麺料理通り」になりました。数時間しかないなら、この散歩だけでも十分な江陵の一日です。

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安木コーヒービーチ——江陵が「コーヒーの街」を名乗る理由がここ。VisitKoreaによると、500m足らずの海沿いの道にカフェが約20軒、個人ロースターと大手チェーンが混在し、多くは上の階から海が見えます。窓際ならどこでも景色は同じです。コーヒー好きは内陸の邱井面にあるテラロサのコーヒー工場まで足を延ばします。市のコーヒー祭りは毎年10月で、2026年は第18回、10月21〜25日でした。

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鏡浦台と鏡浦ビーチ——鏡浦台は鏡浦湖を見下ろす朝鮮式の楼閣。VisitKoreaによれば、1326年に別の場所に建てられ、1508年に現在地へ移されました。入場無料で24時間開放。1km先のビーチは長さ1.8kmで、夏は市内でいちばんにぎわいます。湖畔の道を歩けば、帰りに草堂豆腐村を通ります。

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烏竹軒——周りの黒竹にちなむ名の家で、画家・詩人の申師任堂(シン・サイムダン)が、栗谷(ユルゴク)の号で知られる儒学者・李珥を産んだ場所。二人とも韓国の紙幣に描かれています。敷地には江陵市立博物館もあります。2026年夏には金・土曜夜の公演があり、公演日の17時以降は無料開放されました。今年も実施されるか、予定を立てる前に確認を。

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🎫 基本情報(VisitKorea、江陵市)

場所料金時間休み
烏竹軒・市立博物館大人3,000ウォンチケット09:00〜17:00、観覧09:00〜18:00年中無休。1/1・旧正月・秋夕は屋内展示室休館
鏡浦台無料24時間—
鏡浦ビーチ—24時間—
安木コーヒービーチ—店ごとに異なる—
月花通り—通りなので常時—

江陵で地元の人が通う店は?

豆腐は草堂で、軽食は市場で。초당 草堂(チョダン)は鏡浦湖のそば、東海の海水で固める豆腐で知られる地区です。VisitKoreaはその豆腐を「とても柔らかく香ばしい」と紹介しています。豆腐村は店の集まりで、営業時間は店ごとに違います。注文は二択——おかず付きの白いスンドゥブか、辛い海鮮スープの짬뽕순두부 チャンポンスンドゥブです。

トンファガーデン(草堂スンドゥブ路77番ギル15)——自店のチャンポンスンドゥブを「元祖」とうたう店で、長い行列で知られます。2026年7月のDaumの記事では、元祖チャンポンスンドゥブ15,000ウォン、営業07:00〜19:00(16:00〜17:00休憩)、水曜定休。早めに行くか17時以降に。

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草堂ハルモニスンドゥブ(草堂スンドゥブ路77)——同じ記事によると、1976年から豆腐を作って売る3代目の家族経営。白いスンドゥブ定食(14,000ウォン)か、辛いアサリのスンドゥブを。平日08:00〜19:00、週末は18:30まで、水曜定休。

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ソナムチプ草堂スンドゥブ(草堂スンドゥブ路95-5)——上の2軒が満席や休みのときの頼れる候補。こちらは火曜定休です。VisitKoreaでは名物は海鮮チャンポンスンドゥブ鍋、営業は水〜日07:40〜19:30(15:30〜17:00休憩)、月曜07:40〜16:00。旧正月・秋夕も休み。

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江陵中央市場——列車の前にお腹を満たす場所。2026年8月に訪れたフードライターは、月花通り側の屋台の卵を使わないカリッとしたイカスンデと、江陵産イチゴの苺大福を挙げています。周りの路地は、市がチャンカルグクスを勧めるエリア。店は入れ替わるので、1軒を探すより食べ歩きを。

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🍽️ 江陵の地元グルメまとめ(Daum 2026、VisitKorea、江陵市)

店エリア注文休み
トンファガーデン草堂チャンポンスンドゥブ水曜
草堂ハルモニスンドゥブ草堂スンドゥブ定食水曜
ソナムチプ草堂スンドゥブ草堂海鮮チャンポンスンドゥブ鍋火曜、旧正月・秋夕
中央市場の屋台中心部、月花通り沿いイカスンデ、苺大福、近くでチャンカルグクス店ごとに異なる

江陵の日帰りモデルコースは?

最終列車と荷物

週末はソウル行きの夕方の列車が売り切れることがあるので、まず帰りの切符を買いましょう。そこから逆算します。市場から月花通りを歩けば駅に戻れますが、海辺からタクシーで戻るなら余裕を持って。有効な乗車券なしで乗ると割増運賃がかかります——KTXの運賃ルールを参照。荷物は当日駅の案内デスクで尋ねてください。保管について公式情報は確認できませんでした。

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シリーズ全駅を一覧で:KTX日帰り駅別ガイド。

江陵・束草・春川の比較と始発・終電:江陵・束草・春川の日帰り。所要時間で行き先を選ぶなら:ソウル発KTX・SRT日帰り。このシリーズの清凉里発のもう一本:KTX-イウムで安東へ。ソウルでコーヒーを:ソウルのスペシャルティロースター。

データと出典

  • 韓国政策ブリーフィング(2026-08-31)9月1日からKTXとSRTをKTXとして統合運行(国土交通部・KORAIL) — https://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148970889
  • KORAIL報道資料(2026-08-02)、KORAIL+アプリ、SRTアプリは非会員のみ、予約窓口 — https://info.korail.com/info/selectBbsNttView.do?key=911&bbsNo=199&nttNo=27109
  • Korea.kr(2026-09)、2026年10月1日から2か月前予約 — https://www.korea.kr/news/policyNewsView.do?newsId=148972822
  • KORAILウェブサイトのお知らせ:2026年10月1日から乗車日の2か月前の午前7時に発売 — https://www.korail.com/ticket/guest/lost/recover
  • Korea.kr(2017-11-22)、ソウル〜江陵KTX開業計画(約114分) — https://www.korea.kr/multi/visualNewsView.do?newsId=148845126
  • KORAIL報道資料(2025-12-15)、江陵線KTX-イウム増便と江陵〜釜山KTX-イウム(2025年12月30日〜) — https://info.korail.com/info/selectBbsNttView.do?key=911&bbsNo=199&nttNo=25904
  • MTN(2026-09-29)、江陵市による月花通り・市場・草堂・安木と10月の祭り — https://news.mtn.co.kr/news-detail/2026092909314591259
  • ファイナンシャルニュース(2026-10-08)、月花通りの江陵ククス(麺)祭り — https://www.fnnews.com/news/202610081029315828
  • VisitKoreaコースデータ(2026-08-20更新)、安木コーヒービーチとテラロサ — https://www.ktriptips.com/kor/course/2672249
  • VisitKorea、鏡浦台(2025-01-16更新) — https://ktriptips.com/eng/tourspot/264365
  • VisitKorea、鏡浦ビーチ(2024-05-23更新) — https://ktriptips.com/eng/tourspot/264253
  • VisitKoreaデータ、烏竹軒・市立博物館(2026-03-18更新) — https://www.ktriptips.com/kor/culture/129784
  • MTN(2026-07-16)、烏竹軒の夏の夜間公演 — https://news.mtn.co.kr/news-detail/2026071609155717248
  • VisitKoreaデータ、草堂豆腐村(2026-03-11更新) — https://www.ktriptips.com/kor/tourspot/264370
  • Daum(2026-07-07)、草堂スンドゥブの店・価格・営業時間 — https://v.daum.net/v/KJRTiLTsUn
  • VisitKoreaデータ、ソナムチプ草堂スンドゥブ(2026-09-21更新) — https://www.ktriptips.com/kor/food/134338
  • ブランチのフードライター(2026-08-18)、江陵中央市場の軽食 — https://brunch.co.kr/@wikifoodie/422