要点
韓国の無償家事・ケアの男女差は縮小したが、消えてはいない。2024年の全国調査では女性が一日の11.5%、男性が4.0%をこの仕事に使った。
都市の一日は通勤と営業時間だけではできていない。子どもの迎え、食事の準備、家族の通院の調整にも時間が必要だ。賃金が発生しなくても、時間は消えない。
韓国で無償の家事・ケアを長く担うのは誰か?
平均では女性のほうが長い。 韓国の2026年SDG報告書が引用する2024年生活時間調査では、10歳以上の女性は一日の11.5%、男性は4.0%を家事管理と家族ケアに使った。24時間に換算すると約166分と58分である。個々の家庭の予定表ではなく全国平均だ。
格差が縮小したなら、分担は平等か?
まだそうは言えない。 1999年は女性14.1%、男性2.0%だった。2024年にはそれぞれ11.5%、4.0%となったが、共働き世帯でも妻11.9%、夫4.1%だった。世帯の形を見ないと、平均値は誰が家で待機しているかを隠す。
生活時間調査の限界
調査は家事とケアの時間を数えるが、誰が予定を組み、待機し、急な変更に対応するかは割合だけでは分からない。全国平均を一家庭の分担評価に直結させられない。
一日の長さは誰にも同じだが、自由に使える時間は同じではない。都市の働き方やサービスを論じるとき、家庭を支える時間も勘定に入れたい。
生活時間調査は何を測る?
国家データ処の2026年SDG報告書は2024年の全国調査における家事管理と家族のケアを用いる。1日の11.5%は約166分、4.0%は約58分で、平均差は約108分だ。女性全員、男性全員がこの時間を使うという意味ではない。年齢、就業、世帯構成、ケアを必要とする家族の有無で変わる。
1999年の女性14.1%、男性2.0%から格差が縮んだことは変化だが、2024年の共働き夫婦でも妻11.9%、夫4.1%と報告された。両者が有給の仕事をしても家事時間は自動的に等しくならない。時間日記は行為を記録するが、予定を立てたり急な変更に備えたりする責任を一つの割合では示せない。
なぜ家庭だけでなく都市の問題なのか?
保育所、学校、病院、交通の時間割によって、短いケアの用事に必要な移動と待機は変わる。これは全国データから考える問いであり、報告書がソウルの特定サービスを評価したわけではない。地域で確かめるには施設の時間、往復移動、異なる介護者の経験が必要だ。有給休暇、サービス費用、職場の柔軟性も、急に必要になった一時間を誰が引き受けるかに影響する。
資料を読む三段階. 全国の男女平均 → 共働き夫婦の時間割合 → 家庭内で予定を組む責任は別の段階だ。引用資料だけで最後の段階が実現したとは言えない。本稿は現地取材ではなく公開資料の分析である。
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出典
韓国国家データ処『SDG in the Republic of Korea: Progress Report 2026』58~59頁。基礎資料は10歳以上を対象とする2024年全国生活時間調査。